10月30日。2年生はこの日、学校から歩いて15分ほどのところにある三陵墓古墳公園に行きました。生活科の学習の一環。秋を見付けるためです。
「陵墓」というのは「皇族の墓」のこと。ただし、実際は1500年ほど前にこの地を治めていた豪族の墓で、頭に「三」が付いているとおり、東古墳・西古墳・南古墳と呼ばれる三つの古墳があり、まとめて「三陵墓古墳」と呼んでいます。上の写真は公園整備の際に設置された「つげまろ君」、その向こうに見えるのが西古墳です。
現地に着くと、子どもたちは担任から諸注意を聞き、早速、秋を見付けに行きました。
前夜からの雨で多少ぬかるんでいましたが、子どもたちはそんなこともお構いなしに方々に散っていきました…と思っていると、公園のモニュメントを覗く子が。これは、現在と古代を結ぶ石の望遠鏡です。
子どもの足元には、
ここは時空の丘です。現在と古代と結ぶ、石の望遠鏡をのぞいてみましょう。1500年前の都祁村のようすや、人々の生活を想い描いてみて下さい。
と書いた石板が敷かれていました。
上空から撮った航空写真も表示されていて、この辺りの全体像が分かるようになっています。
さて、この日の目的は「秋を見付ける」ということでしたから、子どもたちは広々とした公園の中で、各々、秋を探していきました。
ほどなくすると、わたし(校長)のところにも何人かがやってきて、見付けた秋を見せてくれました。
この公園は最近までNPOの方が管理を委託されていましたが、今は地元のシルバー人材の方々が管理されているそうです。実際、この日も2年のM君のおばあちゃんが清掃作業をされていました。M君も近くに来て、おばあちゃんと再会しました。ほほえましい風景です。
今年は最近まで暑かったせいか、ふだんなら色付いている木々も青々としていました。下はブナの木です。ドングリも青いままでした。