穴はだれが開けた?

2024年10月1日火曜日

教育活動 朝礼と集会

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10月1日。この日の朝礼は、体育館でわたし(校長)が講話を行いました。全員が体育館に入ったところで、運営委員が朝礼の開始を宣言します。


マイクを受け取り、まず見せたのはこんなもの。


実際はこんな感じのものです。


本校は、5年前から5年生が三重県鳥羽市にある答志島で野外活動(宿泊学習)を行っています。これは、そのとき海岸で拾った流木と小石をボンドで合体させたものです。そこに、去年の5年生からもらった貝殻(アワビの稚貝)を付けました。実はこれ、校長室で使っている手作りのペン立てなんです。穴が開いているので、ペンを指すとこんな感じです。


さて、先ほど「穴が開いている」と書きました。流木の穴は虫が開けたもの、つまり虫食いの穴です。一方、小石の穴は、だれが開けたのでしょうか。子どもたちに問いかけると、何人かの子が自分の考えを述べました。



このように、ふだんの授業でも自分の考えを持つ、自分の考えを述べる(発表する)ことは大事だと触れ、スライド(写真)を見せながら種明かしをします。


写っているのは、川岸などで見られる甌穴(おうけつ)です。下はバスケットボールぐらいの穴ですが、


大きいものになると、下のように四畳半ぐらいのものもあります。下の甌穴には川の水が流れ込んで、滝のようになっています。


甌穴は、かめ穴と呼ばれることもあります。「かめ」は亀でなく甕。昔の水を入れておく容器です。これも子どもにイラストを見せながら説明しました。


最後に、その甌穴(かめ穴)のでき方と、ペン立てに仕立て上げた穴あきの小石が途方もない年月をかけてわたしに拾われたことを話しました。



今年の5年生も10月3日(木)と4日(金)にかけて、答志島で野外学習を行います。ちょっと雨模様ですが、子どもたちの興味は一段と湧いてきたようです。

このブログでは、都祁󠄀小学校の学校の様子をお送りします。

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