地層を観察

2024年9月30日月曜日

6年生 教育活動

t f B! P L

9月30日。この日の午後、6年生は理科で「地層のでき方」を学習していました。5時間目におおまかな理解をした後、6時間目は学校の近くで見ることのできる地層の観察に出かけることになったので、わたし(校長)も引率を兼ねて帯同しました。

学校の校門を出て、都祁体育館(通称:トレセン)のほうに向かって歩いていきます。



体育館の横を通り、交差点を左に曲がると、露頭(地層が見えるところ)に到着しました。学校から5分ほどのところです。上のほうに見えるのはライスセンター。新米が獲れるこの時期は、フル稼働している施設です。


もう少し寄ってみましょう。露頭はこんな感じです。


砂利の向こう側に灰色の地層が見えます。これがこの露頭の最下層(一層目)で、その上に黄色の地層(二層目)があって、いちばん上の三層目が表層です。子どもたちも学校から持ってきたchromebookを使って写真を撮ったり、ノートにまとめたりしました。


担任は、落ちていた枯れ枝を指示棒の代わりにして地層の状態を解説します。



地層の組成は触ってみると、だいたい分かります。一層目と二層目は粘土質であることが分かりました。


観察を終えた帰り道に、
「校長先生も6年生のときに、学校(出身校である並松小学校)の近くにある地層を見に行った。今でも覚えているよ。」などと言いながら帰りました。

一つまみほどの試料を持ち帰ったので、
「これは理科室にある『すり鉢』を使ってすりつぶし、『ビーカー』に入れて一日置いておくと、次の日には土だけが沈む。その水を捨ててから1週間ほど乾かしてから顕微鏡で観察すると、いちばんいい観察になる。でも、帰ってすぐに『ルーペ』で観察する方法もあるよ。」と話しました。『 』は理科の専門用語。こういうときの会話は専門用語を使うと、知識の定着につながります。

「僕のおじいちゃんが使っているハ○キルーペでもいいんですか?」と聞いてきたので、
「あれは、いわゆる老眼鏡やな。校長先生も家で使ってる。年をとれば細かい字が見えないんだよね…。」と返しました。
「そうか…年はとりたくないな。」というのがこの子の反応でした。

このブログでは、都祁󠄀小学校の学校の様子をお送りします。

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