9月26日。この日、音楽室に行くと、2年生が「スイミー」を歌っていました。「スイミー」は子どもたちが1学期の国語科の時間に習った教材。それを音楽劇にしたものです。
「スイミー」の話には、穏やかな場面と緊迫した場面が出てくるので、曲調も場面に合わせて変化していきます。写真を何枚か撮ったあと、(ここは指揮者として参加するか…。)と思い立ち、両手を使って指揮を始めました。子どもたちも楽譜と指揮をするわたし(校長)のほうを交互に見ながらしっかりと歌っていました。子どもたちの視線を感じながら指揮をしていると、なんだかカラヤンか小澤征爾になった気がしてきました。
「今日は思わず指揮をしてしまったよ。上手に歌っていたから。」と言うと、
「授業が終わってから子どもたちが、『校長先生、なんで手を振ってたの?』と聞いてきたので、『あれは指揮って言うんやで。』と言っときました。」と教えてくれました。
(そうか…不思議そうに見てたんか…。)と、そこで視線の意味を理解しました。2年生、手ごわいです。