6月4日。この日の朝礼もわたし(校長)が担当。前回はインタビューの仕方について話しましたので、教科・領域でいうと国語科に関連する内容でした。今回は理科に関連する話。理科の話をしたり実験したりするときは「いまじろう」に変身するようにしています(…といっても白衣を着るだけですが)。
運営委員の司会に続いて、早速、講話を始めます。
「今日の『いまじろう』の話のキーワードは○○(二文字)。あとでいうことにします。ところで、みんな、糸電話で遊んだことある?」と話すと、多くの手が挙がりました。
ただ、手の挙げ方はイマイチです。こういうときはすぐに指導するに限ります。
望ましい手の挙げ方(利き手と反対の手を、ピンと伸ばして素早くまっすぐに)を教えると、ちゃんとできるようになります。教員も範を示してくれました。
本題に戻ります。まず、わたしと糸電話で話す相手をサイコロで決めました。
大きなサイコロを振ると「5」の目が、多面体のサイコロを振ると「18」が出たので、5年の出席番号18番のS君に出てきてもらいました。
舞台前を使って糸を張り、わたしの好きなスポーツについて喋りました。S君に伝わるか…。
伝わりました!こんなに離れていても音は伝わるということを押さえた上で、この日の話のキーワードは「波(なみ)」であると明かしました。離れていても音が伝わったのは、糸を音の波が伝わっていったからです。続いて雷の音についても話しました。
「光は瞬間的に伝わるけれど、音は少し遅れて伝わってくる。だから、光ってしばらくしてからゴロゴロという音が聞こえてくる。この音も空気中を音の波が伝わってきたからです。音は1秒間にだいたい340m進むので、3秒たって聞こえたら、光ったところと1km離れていることになります。6秒なら?」「2km。」
とやり取りしながら、
「光ってすぐに音が聞こえてきたら、雷が近くに来ているので、すぐに安全なところに逃げないといけない。」と身を守る術も話しました。
「身の回りにはいろんな波があるということを知っておくと、理科に興味が出てくるよ。」と話し、この日の講話を終えました。以上、波の話でした。いや、並の話かな?