撮っていただいたスナップ写真は、整理していただいた後、スタジオを通じて販売していただく予定です。
今回、天候にも恵まれ、体調を崩す子もなく元気に帰ってきました。車内でわたし(校長)から子どもたちには、
「君たちはと2日間をともに過ごして、あらためて一人一人が『偉い度(えらいど〜)』を持っていることが分かった。偉い度というのは、単に勉強ができるというのではない。路面電車の中で高齢者に席を譲ろうとする、ちょっと不安げになっている子と手を繋いで横断歩道を渡ったり階段をおりたりしてあげる、食事後に食器をすすんで片付ける、平和公園で熱心にメモをとる…他人から見て『えらいなあ…』と感じる行動が偉い度。みんな、ほかの人から自分なりの偉い度を認めてもらえるような人間になろう。」と話しました。また、「親のおかげで修学旅行に行かせてもらえた、ということを忘れてはならない。その親にできるだけ心配をかけないことが、君たちにとっての『親孝行』になる。」とも話しています。
「自分自身はじめての修学旅行。それを皆と行けたことが幸せだった。」と熱の籠もった言葉も聞かれました。
わたしにとっては13回目となる修学旅行の引率で、内11回が被爆地ヒロシマ。今回、訪れてみて、あらためて命の大切さを認識させられました。と同時に、ロシアとウクライナ、イスラエルとパレスチナの間で起きている戦争で多くの命が失われていることに虚しさも感じました。わたしも子どもたちも、そういった争いを止める術はもっていませんが、争いを憎み、平和を希求し、それを発信し続ける気概は持ち続けたいと思います。