1月8日。5年教室に入ると、社会科で「わたしたちの暮らしと情報」を学習しているところでした。この日の課題はモニターに表示されています。見ると、
販売の仕事をするコンビニエンスストア(コンビニ)では、どのような情報を何のために活用しているのでしょうか?
というものでした。
レジ打ちの人は最後にこのボタンを押すが、何のために押すのでしょう?
と子どもたちに問いかけました。わたしたちが「発問」と呼んでいるものです。
担任がヒントを出すうちに、子どもたちから考えが出てきました。
・1年玉、5円玉、10円玉…というように、分かるようにする。
・青が男で、ピンクが女。
・1年玉、5円玉、10円玉…というように、分かるようにする。
・青が男で、ピンクが女。
実は、お客さんが男性なら青、女性ならピンクとし、店員さんが見た目で10代、20代、30代…と判断してボタンを打っていたそうです。その情報がコンビニの本部に送られると、どの年代・性別の人が、どの時間帯にどうのような物を買っているのかが分かります。つまり、よく売れる商品を意図的に置くことによって、集客につながるわけです。
今は電子決済が増えているので、クレジット情報に紐づいてデータの収集と分析がリアルタイムで行われています。わたしたちが買い物をする裏では、そのような企業努力がされていることが分かりました。