1月14日。今年はじめての全校朝礼を体育館で行いました。講話の担当はわたし(校長)で、テーマは「自立と自律」です。この日の朝8時の気温は-1.5℃(気象庁針観測所)。体育館も冷え込んでいたので朝からストーブを炊き、講話は10分で終えることにしました。
全員が揃ったところで、
「今日は寒いので、ストーブを出してもらいました。みんなは、なぜストーブに当たりに行かないの?」と切り出し、今日は「じりつ」について話をするということを伝えます。
「泥棒。」
「そう。万引きとも言うよね。いくら欲しくても、みんな我慢をする。これも『自律』できているからなんだよ。」などと話しながら、もう一つの「じりつ」(自立)を出し、
「学校で勉強や運動を頑張ることは大切ではあるけれど、人としていかに自立するか、つまり他人の助けを借りずに、自分でできるようになることが大切。1年生から6年生までが、その自立への階段を上っていかなくてはならない。そのためには自律が欠かせない。」と続けました。そして、
「ゲームをしたくても我慢できていますか?Youtubeを見たくても我慢できていますか?」と、自分の生活を見つめ直すよう促すとともに、
「一人一人が自立した大人になって、幸せな人生を歩めるよう願っています。」と話したところでちょうど時間となりました。
「一人一人が自立した大人になって、幸せな人生を歩めるよう願っています。」と話したところでちょうど時間となりました。
今回の講話のテーマを「自立と自律」にしたのは、最近、自分をコントロールできない子が増えているからです。本校も例外ではありません。わたしは、自律なしに自立はあり得ない、自律と自立は表裏一体と捉えているので、このような内容にしました。これからも学校と家庭が一体となって、そして地域の力も借りながらてから自立できる人間を育てていきます。