何を持って行った?

2024年12月9日月曜日

6年生 教育活動

t f B! P L

12月9日。11月8日に続いて、この日の6年の社会科は、わたし(校長)が指導しました。担任に聞くと、江戸時代の参勤交代について学習を終えたところだというので、そのことを振り返りながら「探究的な学び」を指向することにしました。

参勤交代といえば、教科書や資料集によく載っているのが加賀藩の大名行列の様子を描いた絵図。多いときで2000人以上の人々が行列をなし、他の藩と同様に、領地(国元)と江戸とを一年交代で往復していました。

「藩主(大名)はどの辺にいるか?」、「予定通り宿場に着かなかったときは、どうなるのか?」などの問いを重ねながら授業を進めました。

どの学年(学級)を指導しても、わたしがいちばんに求めているの考える力(思考力)。この日は、大名行列に持って行った物とその用途を考えることに壽点を置きました。

子どもたちが使っている資料集には、「たばこ盆や風呂おけ、タンスに食器、鷹狩用の鷹、携帯用のトイレなども運んでいた」と書かれていたので、この「など」に着目して、「ほかにどんな物を持って行ったのだろう?」と問いました。子どもたちから出てきたのは、武器や防具、薬やたいまつ、旗といった物。出てこなかった物として、火鉢や鉄板があったので、「なぜ、そんな物を持って行ったのか?」ということで意見を出し合いました。「相手の意見に対して反対意見を述べることを反論という」と教えたら、反論に対する反論、またその反論も出てきて盛り上がりました。

最後に、担任時代に使っていた資料を廊下に出しつつ、


大名行列についてもっと知りたいことなどをノートにまとめていきました。

「友達や相手の意見を聞いて、頭の中で考えたから反論も出てきた。これからも『考えること』を大事にしてね。」と伝え、授業を終えました。


このブログでは、都祁󠄀小学校の学校の様子をお送りします。

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