11月8日。本校の6年担任が公休を取っているので、この日の午後(5,6時間目)の社会科はわたし(校長)が指導しました。担任から頼まれたのは鎌倉時代に起きた元寇…いわゆる「文永の役」と「弘安の役」です。
下は教科書に載っている「蒙古襲来絵巻」の一部。元軍と日本の侍(竹崎 季長)が相まみえている有名な場面です。
授業では、「この絵から分かることや疑問など、何でもいいから考えてノートに書き出そう」という課題を出しました。その前に、「学力の中身は数あれど、校長先生は『思考力』、つまり『考える力』がいちばん大事だと捉えている。」という前振りをした上で課題を出しています。
授業の詳細は割愛しますが、
・元軍が戦いに用いた「てつはう」の威力はどの程度だったのか?
・木や竹で作った日本の弓(長さ約240cm)とクジラのひげを固めて作った元軍の弓(約170cm)とでは、どちらが武器として有効か?
・季長らが自分たちの旗を落としても、拾って元軍に向かっていったのはなぜか?
などと問いかけ、わたしが担任時代に使っていたDVDを見せながら、子どもたちの考えを引き出していきました。