11月1日。平和記念資料館の中は写真撮影が禁止されています。写真で子どもたちの見学の様子はお伝えできませんが、みんなしっかりと展示物を見ながら見学をしました。
わたし(校長)は子どもたちを引率しつつも、ほかにしなければならないこともあったので、資料館の館内にある資料室に行きました。ここで、水田 九八二郎(みずた くわじろう)さんが書かれた『原爆文学を読む』(三一書房)を閲覧しました。
それから本隊に合流しようと資料室を出ると、同じフロアでVR(バーチャル・リアリティ)を使った体験会を実施していました。体験自体は5分ほど。時間的にも余裕があったので、このブースでVRを体験させていただくことにしました。
これが秀逸。ゴーグルを回す(体を捻る)と、当時の街並みが360°リアルに再現され、目の前に映し出されます。原爆投下直前から投下の瞬間、そして一瞬にして廃墟になった街並み、空から降ってきた「黒い雨」などを仮想空間の中で体験することができました。