穀物を脱穀するときに昔から使われてきた道具といえば、〝槌(つち)〟です。
今でもこれを使って豆などを収穫している家は多いですが、大方の子どもたちにとっては初めての体験。子どもたちは地域の方々に教えていただきながら、豆の鞘をたたき、大豆を取り出していきました。
もちろん、槌とともに箕(み)や篩(ふるい)についても説明を受け、使っていきました。3年の社会科では「昔の道具」について学びます。まさに、生きた「体験学習」です。
千歯扱き(せんばこき)から進化した機械で、足で踏むと歯のついたドラムが「グッワーコン、グッワーコン…」と回りながら脱穀していくので、「ガーコン」という名で通っています。このガーコンの裏側に「埼玉縣チヨダ式」と刻印されていたので、80年ぐらい前のものだと思われます。
子どもたちも、このガーコンを使って脱穀を体験させてもらいました。
今年は大豆の出来が悪かったので、倉西さんが家から豆の付いた鞘を持ってきてくださいました。おかげで、今年も貴重な脱穀体験をすることができました。おいでいただいた皆様、ありがとうございました。