まず出てきたのがモンシロチョウ。「モンシロチョウを知ってる人?」と聞くと、全員、手を挙げます。
次に出てきたのはアゲハチョウ。これも大方の子が知っていました。3人めの子が答えたのはオオムラサキ。
このチョウを知っている子は少なかったです。
次に、奈良市出身の詩人、安西 冬衛が作った詩を紹介します。
てふてふが一匹 韃靼海峡を渡っていった
たったこれだけの詩です。
・「てふてふ」と書いて「チョウ」と読む
・海峡というのは陸地と陸地に挟まれた海の狭いところを言う
・韃靼(だったん)海峡は北海道の北にあるサハリンという島とロシアのあるユーラシア大陸の間にある海峡のことで、別名「間宮海峡」とも言う
といったことを解説しながら、安西は大陸からサハリンに向かって飛んでいくチョウを見ながらこの作ったという背景にも触れました。低学年の子にとってはちょっと難しい内容でしたが、それでも静かにじっと聞いていました。
・韃靼(だったん)海峡は北海道の北にあるサハリンという島とロシアのあるユーラシア大陸の間にある海峡のことで、別名「間宮海峡」とも言う
といったことを解説しながら、安西は大陸からサハリンに向かって飛んでいくチョウを見ながらこの作ったという背景にも触れました。低学年の子にとってはちょっと難しい内容でしたが、それでも静かにじっと聞いていました。
このチョウこそが「アサギマダラ」。この日の2週間前(6月25日)に、学校の近所(針町)にお住いの岸本さんと川端さん、八重川さんの3人がおいでになり、「アサギマダラをよぼうプロジェクト」を立ち上げて活動を始められているということ、岸本さんの畑に飛んできたアサギマダラの羽に「NMV 9.18 モモカ3」とマーキングされて(書かれて)いたことを話しました。
マーキングすることで、どこに立ち寄ったのか、どれくらいの距離を飛んできたのかという生態が分かります。岸本さんたちが調べると、このチョウは長野(N_agano)県上伊那郡の宮田(M_iyata)村(V_illage)の隣に住む小学3年生の「ももかさん」が9月18日にマーキングした蝶であると分かったそうです。そして、そのアサギマダラが好んで蜜を吸うのが都祁󠄀にも自生している秋の七草の一つ、「フジバカマ」です。朝礼で話をすると知った本校の用務員さんが、田の畔に咲いていた株を採ってきてくださいました。それを見せます。
朝礼を終えて体育館を出ていく際にも、「植えてみたい!」という子が話しかけてきました。興味を持ったようです。