9月19日。この日の全校集会は国際理解教育です。5年教室からオンラインで各教室に配信をし、集会の様子は教員とつながりのある4人の大学の先生方も参観されました。
まず、この日の集会を担当する5年の担任が、子どもたちが持っている色鉛筆に着目させながら、昔は「はだ色」と呼んでいた色が、今は「うすだいだい」や「ペールオレンジ」といった名称で呼ばれていることを押さえました。
多様な国の人が暮らす社会で、一つの色を「はだ色」と決めつけることはできません。大手画材メーカーも、今から20年以上前に先のような呼び方に変えています。
集会の終盤では、色やデザイン、配置等の根拠を持ったうえで、子どもたちは各自で国旗のデザインを考えました。わたし(校長)も教頭とともに事前に考えておくように言われていたので、集会の中で紹介しました。もちろん、日本の国旗は「日の丸」ですが、(こんな国旗もアリかな……。)と思いながら考えたのが下のモニターに映っているもの。日本は四方を海に囲まれているので日の丸の周りに水色を配置し、日の丸の前後左右は日本人の心の清さを表す白で囲みました。
このように、子どもたちも根拠をもって国旗をデザインしていきました。
下は2年生。友達がどうデザインしているのか気になります。
4年教室ではモニターにデザインした国旗を映し出して、表現の根拠を共有していました。
この日の集会は、国際理解への視点をもつとともに、根拠をもって表現することの大切さを確認しました。