食文化を守る

2025年3月5日水曜日

5年生 教育活動

t f B! P L
3月5日。この日、本校の栄養教員が5年生を対象に食育の授業を行いました。題材は「奈良の食文化を知ろう」。


今年の5年生は総合「なら」科を中心にして、都祁で昔から行われている「干柿づくり」や都祁で採れた野菜や卵を使って作ったスープなどを自分たちの店「つげのこや」で販売したりしてきたので、流れ的、タイミング的にもピッタリな題材です。

授業では現代のおやつにはどんなものがあるかを確認し、


そこから時代を遡って江戸時代に食べられていたお菓子について見ていったり、


様々な食べ物が大陸から伝わったりしてきたことを確かめたりしました。


そして見せたのが「麦縄(むぎなわ)」。


モニターにも映していますが、実物を見せるほうが興味を引きます。


麦縄は奈良の特産品である素麺のルーツでもあります。


和食などの食文化は無形の文化財。そういった食文化を守るためには、どうすればいいかを考えていきました。後ろから授業を見ていただいているのは、奈良市教育委員会 保健給食課の課長さんと指導の先生です。指導の先生には、授業後に指導助言も賜りました。


ふだん、食べ物のルーツなどあまり考えませんが、今度、素麺を食べるときには麦縄のことも頭に浮かびそうです。日本の食文化…大事にしたいですね。